第98回カルチャーセミナー  治水と利水 (4月26日(土)13時30分~15時30分開催)

開 催 日:4月26日(土)13時30分~15時30分

講 師:菊地恒雄氏(日本地名研究所事務局長)

会  場:柿生中学校(柿生中学校内) 特別展示室

◆参 加 費:無料 どなたでも参加できます

昨秋『再考二ヶ領用水』を上梓された、日本地名研究所の菊地恒雄先生をお迎えして多摩川と鶴見川に挟まれた地域の人々が、どのように河川と関わりながら生活してきたのか、川の恩恵を受けながらも、他方では暴れ川の治水に悩まされもしてきた諸々をお話しいただきます。

皆様ご承知の通り、柿生地域の河川は、表題にある麻生川・片平川だけでなく、真福寺川や早野川もやがて鶴見川に合流するのですが、黒川を流れる三沢川だけは分水嶺が異なり、暴れ川で知られた五反田川などと共に多摩川に合流します。菊地先生が、難しい内容をどのように整理して語ってくださるか楽しみにご参加ください。なお、講演の最後に先生の著書『再考二ヶ領用水』のサイン会を行います。著書は史料館で販売します。

真福寺川の氾濫。1958年9月27日、狩野川台風。鶴見川の堤防も決壊、他の河川も暴れ川となって、柿生地域で死者2名、市内全域では死者19名を数えた