第10回史跡見学バスの旅 近代日本のルーツを訪ねる上州路の旅

写真1-4 4月18日、46名の一行は、雲一つない快晴に恵まれ、朝8時に新百合ヶ丘を出発、まずは新島襄の生まれ故郷安中を目指しました。特に渋滞もなく、予定通りに安中に到着、お二人のボランティアガイドさんの出迎えを受け、まずは旧碓氷郡役所へ、ここの隣が安中教会と新島襄記念聖堂です。教会と聖堂の敷地は、牧師さんの意向で立ち入り禁止のため、聖堂の見物はここから済ませました。

 そこから車がたまにしか通らない、若葉が目に染みる空気がきれいな道筋を安中藩郡奉行役宅と武家長屋へ、地方の武士の暮らしに思いをはせました。そこから、新島襄の盟友として同志社の建設を金銭面で支えた湯浅治郎の有田屋と、彼が設立した日本最初の民間図書館「便覧舎」址を通って、細い田舎道をのんびり歩いて、新島襄の旧宅へ。およそ1時間半の見学を楽しみました。

 名物「おっきりこみ」の定食を美味しく頂戴して、午後は一路富岡に向かいました。

 世界歴史遺産に登録された「富岡製糸場」の見学です。6年前、世界遺産に登録された当時は、年間で133万人の見学者があったようですが、一時の熱気も過ぎた昨年度は半分以下の63万人に減少、私たち一行が訪れた午後の時間は、他に観光バスは1台もなく、団体の訪問者は私たちだけ、おかげで貴重な施設をゆっくり見学することができ、繰り糸の実演を見せてくれる女性職員の方とも、ゆっくりお話しすることができました。作業場の天井は大変高く、良質の生糸作りにかけた思いがひしひしと感じられました。

 帰路、道の駅「ららん藤岡」にて小休止、ここでお土産タイムを取りました。午後6時25分新百合ヶ丘着。その後10人ほどの皆様を柿生駅近くまでお送りし、解散いたしました。

 

5富岡製糸場 右手は工女たちの寮 6富岡製糸場 繰り糸作業場 天井がとても高い 7富岡製糸場 繰り糸の実演を見学 8道の駅 ららん藤岡にてお買い物
 富岡製糸場 右は工女寮    天井がとても高い     繰り糸実演を見学     道の駅ららん藤岡