第9回史跡見学バスの旅 武蔵の国の古代を訪ねて
11月20日(火)、29名の一行で、雨の新百合丘を出発。途中圏央道へ入る頃には雨も上がり、予定通り10時過ぎにはさきたま古墳公園内の「さきたま史跡の博物館」に到着。出迎えてくださった学芸員の方に案内していただき、約1時間、講演と展示物の開設をいただきながら、館内を見学しました。さほど広くない博物館なのですが、館内は古墳群で出土した国宝や重要文化財の宝庫、観る物のほとんどが日本古代史の理解に欠かせない貴重なものでした。
その後、2班に別れて、ボランティアガイドさんの案内で古墳群を見学、円墳の丸墓古墳に上って、ぐるりと関東平野を見回しました。ここは、秀吉の小田原攻めの際に、北条方の忍城攻めを命じられた石田三成が本陣を構えたところで、忍城の位置を確認して、皆ひとしきり戦国武将の気分を味わいました。その後稲荷山古墳と将軍塚古墳も見学、程よいハイキングとなりました。
昼食は行田市内の日本料理「ふじみ」で寿司ご膳を美味しくいただきました。
さきたま古墳公園散策 さきたま古墳公園で説明を聞く 丸墓山古墳の頂上から関東平野を臨む
丸墓山古墳山上から忍城を眺める 丸墓山古墳から稲荷山古墳へ 昼食会場デザートを待つ皆さん
午後は吉見観音安楽寺を見学、吉見百穴に向かいました。ここでもボランティアガイドさんに案内していただき、整然と並んだ横穴古墳群の一部を見学、さらに古墳の一部を乱暴に潰して作ったトンネル内の軍需工場の一部をのぞかせていただきました。一部の横穴に生育する特別天然記念物の「ヒカリゴケ」もうっすらと光が見えました。
最後にすぐ近くの松山城跡を見学、道なき道を歩いた結果、万歩計は1万3千歩を越していました。
吉見百穴でガイドの説明を聞く 軍需工場の内部をうかがう 松山城跡 未整備の山道を歩く
午後6時20分ごろ帰着しました。